アフガニスタン東部においてNGOスタッフの伊藤和也さんが拉致された事件が最悪の結末を迎えたことを、たいへん悲しく強い憤りを感じています。
所属されていたペシャワール会は、20年程前からアフガニスタンの文化と習慣を尊重し現地の人々との信頼関係を築いて、農業や医療などの分野で着実な成果をあげてきました。そのようなNGOにも大きな危険が及んでしまっていることはアフガニスタンの現実がどれだけ厳しいのかを私たちは重く受け止めなければなりません。今年に入って、少なくとも25名の外国人NGO関係者がアフガニスタンで犠牲になっています。
9.11事件以来、「テロとの戦い」の名の下で、アメリカによる報復行為に端を発したアフガン戦争から7年がたちますが、テロはなくならず、アフガニスタンの治安は悪化して人々は依然として紛争や貧困の苦しみのなかにいます。日本は「新テロ特措法」を通じた米軍等への軍事協力ではなく、アフガニスタン社会の真の復興と安定のために力を注ぐべきでしょう。それが、伊藤さんの望んでいたことでもあり、わたしたちが伊藤さんの死を無駄にしない唯一の道だと思います。
伊藤和也さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。












