衆議院議員 くしぶち万里

日々の想い [BLOG]

「官僚内閣制」からの脱却

 昨日の麻生総理の所信表明演説につづき、今日、通常国会の本質的な論争が始まりました。民主党の鳩山幹事長が代表質問に立ち、定額給付金の撤廃、消費税の引上げの是非、公務員OBの「渡り」の全面禁止など、しぶとく斬り込んだ姿はあっぱれでした。

 それに対して、麻生総理の答弁は信じがたいほど繊細さに欠けるもの。紙芝居を棒読みするかのように官僚の用意したペーパーを「忠実に」読んで言い返すのに精一杯のようでした。丸投げ4点セットと言いたくなるほど、定額給付金の支給方法は地方に丸投げ、消費税の具体的な上げ幅は提示しないまま自公の政調審議会に丸投げ、公務員OBの「渡り」に関する「政令」問題は違法状態にもかかわらず官僚の言いなりで丸投げ。さらに、海上自衛隊のソマリア沖派遣そのものが憲法上の大きな問題があることに加え、武器使用基準についても自衛隊員や民間船員の生命と安全にかかわる重大な問題を制服組に丸投げしようとしています。文民統制を放棄しているのも同然です。これでは、議院内閣制がもはや崩壊しているに等しく、麻生総理本人が自分の内閣は「官僚内閣制」であることを宣言しているようなものです。

 わたしたち日本国民の多くが米国大統領選挙に関心をよせ、初めての黒人大統領の就任演説に耳をかたむけました。深夜2時のテレビ中継にもかかわらず高い視聴率を得たのは、日本に暮らすひとり一人の国民が、政治が社会にあたえる信頼と希望や政治的な変化を渇望していることの表われだと思います。他国の政治に感動する一方、自国の政治を哀しむ国民に希望と覚悟をもって答えることが日本の政治家の義務であり良心ではないでしょうか。

 「官僚内閣制」から脱却する道は、総選挙を通じて国民の信を問うことで政治の主導権を官僚から国民の手にとりもどすしかありません。

オバマ大統領とガザ危機

GetAttachment_256.jpg「求められているのは新たな責任の時代」

オバマ大統領が誕生しました。
一人ひとりが個々の責任を果たさなければ国の再生はない~、大統領就任式で200万人近いアメリカ国民へ訴えかけた後、それぞれが身近な責任の果たし方について語り始めていたのが印象的でした。ひとりひとりが自ら「変革」に動きだす、ここに「民主主義の原点」をみる思いがします。

新しい平和の時代へ世界を導く――そう熱く語ったオバマ大統領にはイスラエルとパレスチナが恒久和平にむかうよう、新しいアメリカの力を真剣に注いでほしいと願います。

新大統領就任と同じタイミングで「停戦宣言」が出され、イスラエル軍がガザ自治区から撤退しましたが、「停戦」では問題解決になりません。まず必要なことは、日常的に生命が脅かされるガザ自治区へのイスラエルによる経済封鎖を1日も早く終わりにさせることではないでしょうか。

水や電気のライフラインのほとんどがイスラエルのコントロール下にあり、人の往来や食料・燃料、医薬品の搬入までも厳しく制限された状況にいるガザ自治区の人々にとって、「経済封鎖」は命を奪われるのに等しいことです。そのような危機的な日常を、アメリカはじめ国際社会が放置したままでは、これからも和平が進むはずがありません。今回かつてないほどのイスラエルによる激しい攻撃で奪われた約1300名の生命と5000人以上の負傷者の悲劇、ハマスのロケット弾攻撃による死傷者も出ており、憎しみの新たな連鎖が懸念されます。

昨年12月上旬、国連調査官のリチャード・フォークは、イスラエルによる「パレスチナ人への集団的懲罰(経済封鎖)は人道に対する罪」であるとの見解を示しました。

新しいアメリカがイスラエル一辺倒の政策を転換して、ガザ自治区への経済封鎖の解除にむけて働きかけること、日本はもちろんアメリカ含む国際社会が復興および人道支援に力を入れて恒久和平のためにともに努力することが多国間協調時代の国際社会の責任であると考えます。

Be the CHANGEまちだ

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  12日、町田市民フォーラムにて、新年緊急対談「この国の未来に希望を!」が開かれました。『スローライフ』の文化やライフスタイルを日本に広める辻信一さんと、女優の高樹沙耶さん、もとい、芸名を返上して自由にエコロジカルに生きる益戸育江さんと一緒に、町田市民のみなさんと充実した2時間を過ごしました。

『ある問題を引き起こしたのと同じマインドセットで、 その問題を解決することはできない』

アインシュタインの言葉を引用し、辻信一さんは「豊かさ」の追求を重視したマインドセット(心のありよう、心の持ちかた)から、「幸せ」に生きるためのマインドセットへ転換することが問題解決や希望につながるのではないかと問いかけられました。

政治の世界も同じではないでしょうか。これだけ時代が変化しているのに、今まで通りのマインドセットや手法で危機を乗り越えるのは不可能でしょう。だからこそ、アメリカでは新しい価値観を求めてオバマ新大統領が誕生したり、最近では、イギリスのディビット・キャメロン保守党党首が『幸せの政治学』を提唱しています。

益戸育江さんが、「ていねいに生きる」という言葉で、幸せのありようや農とつながる暮らしの体験を語ってらしたのは印象的でした。

奪いあいから、分かちあいへ。競争から、つながりへ。
それを実践している主催団体「Be the CHANGE まちだ」の素敵なみなさん、参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

謹賀新年

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新年あけましておめでとうございます。いよいよ2009年。
希望や夢を語りあえる「変=チェンジ」の年にする、そのために、あらゆることへ精一杯とりくむ決意を新たにして1月1日を迎えました。

危機の時代こそ転機のとき、地球規模で起きている大きな変化の時代を生きることに、わたしは身が引き締まる思いです。なぜなら、そこには前例がなく、誰も経験したことのない時代の担い手として私たちひとりひとりに役割があり、知恵や力をだしあい、動けば変えることができる「民」の力を発揮するチャンスのときであると思うからです。

わたしは17年間のNGO活動を通じて数々の国を訪れながら、多くの人々が新自由主義経済の大波を被り、間違った政治のしくみに犠牲になってきた現場を自分の目で見てきました。しかし同時に強く感じたことは、ひとりひとりには力があること、人と人のつながる力がどれだけ大きいかということ、その力を集めて政治や社会が変えられるということでした。

日本でも、それが可能です。年金記録が改ざんされて年金が受け取れない、派遣切りで職も住まいも失う、食品偽造で不安がつのる、子どもを産みたくても産めない、これらは決して自然現象などではありません。間違った政治や暴走する経済による帰結であるならば、そのしくみを変えること、選択をすることが、私たち一人ひとりには可能です。

「民主主義の原点」、ここに立ち戻り、「民」のチカラによる変化こそが、誇りと自信、活気に満ちた日本を取りもどす道であると信じています。そして、経済功利第一主義ではなく人間生活中心主義の社会へかじを切る転機の年にするため、わたしは、町田と多摩から政権交代の実現をめざして全力で頑張ってまいります。

2009年を変革の年へ。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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