昨晩29日夜(日本時間30日)、WHOによる緊急会見が行われ、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の拡大について、警戒レベルが、28日発表の「フェーズ4」に続いて「フェーズ5」へ初めて引き上げられました。世界での大流行直前の兆候に対して、冷静な危機管理が求められます。
感染症による災害も、災害による二次的な感染症も、初動が極めて重要です。自然災害のとき緊急救援へ赴いていたNGO時代でも、限られた範囲の小さな村で、初動体制によって助かる人びとの生命と健康状態が違います。情報とライフライン。今回、舛添大臣の発言どおり空港での検疫チェック強化に対して専門職員がまったく足りないのであれば、今日から成田へ数十名派遣されている自衛隊の医官や看護官を、災害緊急チームとして適切に主要な空港や港へ派遣することも検討が必要ではないでしょうか。また、国内発生の場合に備え、保健所の指示によって診療を受ける感染症指定医療機関の病床の数などを十分に確認し、医師会や病院団体との連携を図り協力体制をつくっておくべきです。
今回の豚インフレンザは、世界保健機構(WHO)によると、比較的毒性の弱いウィルスであると言われますが、わたしたち人類はこれに対抗する免疫力を持っていません。また、インフルエンザウィルスは熱に弱く、これから暑い夏の季節を迎える日本ではある程度ウィルスを抑えてくれるそうです。しかし、これで危機が去るわけではなく、10月以降に第二波がやってくる可能性を否定できません。大自然が少しだけ私たちに時間を与えてくれたかもしれませんが、この時間をフルに活用して、国をあげてワクチンの開発や予防策を徹底することが必要でしょう。
本来、こういった状況にしっかり対処するには、国民一人ひとりに信頼された実行力のある政権が不可欠だと思います。しかし、わたしたちの健康と生命のために、与野党を越えた冷静な対応と協力体制で新たな危機に備えるべきです。
■相談窓口ができています■
厚生労働省 相談電話:03-3501-9031
東京都の発熱相談センター専用番号:03-5320-4509
町田保健所:042-722-0621
南多摩保健所(日野市・多摩市・稲城市):042-371-7661
自己予防策は、マスク着用と手洗い&うがいです!


























