
先日15日、南西諸島最大の干潟といわれる沖縄県泡瀬干潟の埋め立て事業をめぐる裁判で、海の生物や生態系をまもるためにリゾート開発事業への公金支出の差し止めを求めていた住民側の訴えを支持する、画期的な高裁判決が出ました!

翌16日、その原告代表の前川盛治さん(「泡瀬干潟を守る会」事務局長)から直接話しを伺うことができました。諫早湾干拓事業の有明海問題でたたかう漁民のみなさんといっしょに院内集会で訴えられ、海のいのちを守る長いたたかいへの姿勢にわたしは大変感銘を受けました。
泡瀬干潟の沖合いには、たくさんの生物や貴重なサンゴが生息しています。これらを守るのは、新しい時代や文明の証しであり責任であると思います。
ちょうど今月、ドイツ政府などが主導する国際研究グループは、サンゴ礁が人類にもたらす経済的な恩恵が最大で年間16兆円規模におよぶという試算を発表しました。サンゴ礁が水産資源の育成や高潮・台風などの災害の抑制に大きな役割を果たしていることを、決して無視できません。
また、海の魚は、その4分の1以上がサンゴ礁を住みかとしていて、サンゴ礁に食料を依存している人は世界で5億から10億人以上にのぼるといわれています。しかし、1950年以降に世界のサンゴ礁の50%が失われている。魚の消費量が世界一であるわたしたち日本人にとっては、たいへん深刻な事態です。
国民の貴重な税金をつかって、自然を壊し、暮らしを破壊することは許されません。
今回の泡瀬干潟埋め立て事業については、前原沖縄担当相が現地視察をおこない事業中止の方針を出していました。有害な公共事業や開発事業をきちんと見直すという政府判断は、政権交代によって、政治主導が可能になったからこそ出来るものです。みなさんのチカラです。












